街と丘のあいだにある背の高い樹がなくなった今年の夏は、祭りの音がよく聞こえる。
刈り入れを控え、つかの間ねむる子どもたちの傍らで、留守を預かる農夫頭はいささか緊張しているようにも見える。
農協のひとがやってきた。保険の話をするためだ。
加入者がどうとか被保険者がどうだとか、難しい話はさっぱり進まない。でも、奥さんはふと気づくのだ。
―このしたり顔でしゃべる背広の男だっても、結局は農協の代理人に過ぎないじゃないか。
話は進まなくとも季節はめぐる。
祭りが引ければ、果樹の手入れも始めなくちゃならない、本格的に。
刈り入れを控え、つかの間ねむる子どもたちの傍らで、留守を預かる農夫頭はいささか緊張しているようにも見える。
農協のひとがやってきた。保険の話をするためだ。
加入者がどうとか被保険者がどうだとか、難しい話はさっぱり進まない。でも、奥さんはふと気づくのだ。
―このしたり顔でしゃべる背広の男だっても、結局は農協の代理人に過ぎないじゃないか。
話は進まなくとも季節はめぐる。
祭りが引ければ、果樹の手入れも始めなくちゃならない、本格的に。
出演
浦島 史生(柳川) |
スタッフ
音響:北島 淳 |

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